脇の黒ずみの原因が毛穴詰まりや皮脂汚れである場合、重曹パックでお肌をツルツルにすることができます。
重曹は正しく使わなければ逆に肌が乾燥したり、荒れてしまったりすることもあるため、正しい使い方で美容目的の利用をしましょう。
重曹パックや重曹風呂で得られる嬉しい美容効果や、重曹パックの効果を引き出すポイントなど紹介します。
Contents
重曹とは？美容に嬉しい4つの効果
重曹とは別名、重炭酸ソーダ、炭酸水素ナトリウムとも言われ、こんにゃくを固めるために食品へ添加したり、胃薬の成分としても使われたりしています。
環境に優しいお掃除アイテムとして、キッチン周りの掃除とも相性がよく、スーパーやドラッグストアなどでリーズナブルに購入できます。
そんな重曹を美容目的で使うメリットを見ていきましょう。
脇の黒ずみが気になる場合には肌に負担のかからないクリームタイプの制汗剤を選ぶのがおすすめです。
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重曹が弱アルカリ性なので皮脂汚れと中和
毛穴に詰まった皮脂汚れは弱酸性の性質です。
重曹は水に溶かすと弱アルカリ性になるので、皮脂汚れと逆の性質となり、汚れを中和させて落としやすくできます。
重曹は脂と馴染みやすく皮脂汚れと相性が良い
油は水を弾きますよね。皮脂汚れも同じです。
重曹は脂となじみやすい性質をもつため、水に溶かした重曹が加わることで、肌の皮脂汚れがスルっととれるようになります。
ピーリング効果
重曹の細かい粒子が馴染んで、古い角質汚れをこすらずに落とすことができます。
古い角質を除去するピーリングのような効果が期待できるので、
パックを洗い流すと、肌が引き締まるようなキュッとした手触りが楽しめます。
消臭効果
重曹には消臭効果が期待できます。
肌の洗浄、消臭効果によって、ニオイが気になる部分を洗うことができます。
消臭メインで使用するのであれば、首周りや胸、脇などのニオイケアができるので、重曹をお風呂に入れるほうがより効果的です。
重曹パックはすべての脇の黒ずみに効くわけではない
脇の黒ずみ原因は大きく分けて「毛穴詰まり・皮脂汚れ」「埋没毛」「乾燥」の３つの原因があります。
その中で脇の黒ずみに、重曹が効果があるのは毛穴詰まり、皮脂汚れによるものです。
重曹の弱アルカリ性の性質によって、皮脂汚れを落とし、お肌をツルツルにすることができます。
重曹パックの作り方
１．重曹、水をボウルに入れて混ぜます。
水が多いと液垂れしてしまうので、脇に塗ってたれないよう、水の量を調節しながらパックを作ります。
パックというより、少し固めのペーストを作るイメージです。
黒ずんだ脇に重曹パックを置くようにして、脇をこすらないように優しく塗り伸ばします。
２．塗り終わったら5〜10分程放置し、シャワーでしっかりと洗い流します。
汚れを浮かしてとるので、手で強く刺激しては逆効果。
洗い流すときにはゴシゴシと肌をこすらないようにしましょう。
肌が敏感な人、乾燥しやすい人は5分以下で放置時間を調整したほうが良いです。
３．重曹パックをしっかり洗い流したら保湿をします。
重曹パックの効果を高めるためのひと手間
脇を温める
脇に重曹パックを塗る際は、まずお風呂でしっかり身体を温めてから使いましょう。
温まって皮膚が柔らかくなったところで、重曹パックを使用するほうが、毛穴汚れが落ちやすくなります。
パックが乾燥する前に洗いながす
重曹が固まってカピカピと乾燥しまう前に洗い流すのがポイントです。
パックを放置しすぎると、逆に乾燥が進む場合があります。
保湿をする
パックを洗い流したあとは、顔のお手入れと同様に化粧水、クリームで保湿しましょう。
化粧水は刺激の少ないものをコットンに含ませて優しくパッティングしたほうが◎
しっかり水分を浸透させます。
顔の皮膚と同様、脇の皮膚も適切な水分量、油分量のバランスが重要なので、クリームでしっかり潤いを補い健康的な脇を保つことを大事にしましょう。
重曹風呂の作り方と効果について
重曹風呂は簡単に作れるのに効果抜群の美容風呂です。
皮脂汚れ、べとつきが気になるときに重曹風呂に入ると、お風呂上りの肌がサラサラするのでとても気持ちが良いです。
重曹風呂の作り方
重曹風呂は、湯船にためたお湯のなかに大さじ３杯程度の重曹をいれてかき混ぜるだけ。誰でも簡単に作れます。
汗を特にかいた日は、いつもよりも多めの重曹をいれてもOKです。
重曹風呂の効果
重曹は体の皮脂汚れをとってさっぱりさせてくれます。
ニキビや毛穴の原因になる肌に残った皮脂や古い角質を落としてくれるので、体をゴシゴシ洗わなくても優しく汚れを落とすことができるのがメリットです。
また、重曹には殺菌効果もあるので皮膚で雑菌が繁殖を防ぎ、汗のいやなニオイを抑えてくれるので、体臭予防にも効果的です。
重曹を黒ずみケアに使用する場合の注意点
肌が弱い場合は炎症になることも
食品としても使われる重曹ですが、刺激がゼロであるわけではありません。
キッチンの油汚れや鍋をキレイにするほど、使い方によっては強力な効果があるのです。
敏感肌の人や化粧品などでかぶれたり、痒くなりやすい人は重曹パックは避けたほうが良いでしょう。
脇が乾燥している、荒れている場合は使用しない
脇が乾燥している場合は、肌のバリア機能が低下しているため、重曹パックは刺激になり、黒ずみが悪化する可能性があります。
肌荒れが気になる場合は、重曹パックではなく保湿をして、まずは肌の状態を整えるほうが先です。
脇の黒ずみに使用する重曹の選び方
重曹には食品用、洗剤用の二種類があります。
肌に使用する場合は、食品添加物用の重曹を使いましょう。
食品用は粒子が細かめなので、パックを脇に塗った時に粒子のザラつきで刺激になりにくく、お風呂にいれてかき混ぜるときも溶けやすいからです。
特にお風呂のお湯にいれたときは、食品用のほうがお湯がなめらかになります。
ひとつ注意したいのが、重曹パックとしてベーキングパウダーを使用することです。
ベーキングパウダーに含まれる添加物が肌にとっては刺激になってしまうので、使用しないほうがベターです。
重曹ケアを行う適切な頻度
重曹パックは毎日使うと刺激になりますので、週一回程度で行いましょう。
多用してしまうと、汚れが気になるところ以外の皮膚の潤いを奪ってしまいます。
黒ずみの原因である、毛穴皮脂汚れは一回で落とせる場合もありますが、ケアをすることで詰まりか解消されて、ターンオーバーとともに排出されるものもありますので、丁寧なケアが重要です。
重曹はあくまで予防。黒ずみ解消なら専用クリーム
重曹は毛穴に詰まった皮脂汚れを落とすには絶好のケアアイテムです。
ですが、重曹はあくまで汚れを落とすことなので、保湿、美白効果はありません。
色素沈着のしてしまった脇は保湿をすることで、肌の状態を整え、乱れたターンオーバーを元に戻すことが必要なので重曹のみのケアでは限界があります。
保湿と美白を重点的にやるには、脇の黒ずみクリームを併用するのが大正解。
脇の下は紫外線が当たらないので、刺激を、与えないだけでもだいぶ改善できます。
潤いのあるぷにぷにした脇の下を目指して、楽しくケアしましょう。
