ワキガ、多汗症の人にとって、制汗剤はその日1日安心できるかどうか変わってくるくらい、重要なアイテムです。
わきが臭の元となる、アポクリン腺からの汗を抑えるためには、制汗成分が重要になってくるのです。
市販やネット販売されている制汗剤は、色々ありすぎて選べないという方には、制汗剤を成分で選ぶことをおすすめします。
Contents
代表的な制汗成分は4つ
制汗剤に使われている代表的な成分として、4つに分類されます。
・塩化アルミニウム
・パラフェノールスルホン酸亜鉛
・クロルヒドロキシアルミニウム
・ミョウバン
強力なものからマイルドなものまで、成分によって、制汗効果も変わってきます。
汗を強力に抑えてくれる成分からみていきましょう。
塩化アルミニウム
制汗効果:かなり強い
塩化アルミニウムは、汗腺を変性させることによって汗を抑えることができます。
汗腺の水分と反応し、汗の出口にピタッとフタをするイメージです。
塩化アルミニウムは、継続して使うことで汗を抑えるだけでなく、汗腺自体を萎縮させて、機能を弱める働きもあります。
多汗症の治療では、塩化アルミニウム液が病院で処方されているので、制汗効果が高い成分として注目されています。
塩化アルミニウムには、殺菌効果もありニオイの消臭にも効果が期待できます。
★★塩化アルミニウム配合:デトランスα★★
塩化アルミニウムが配合された人気の制汗剤には、デトランスαがあります。
デトランスαはデンマーク産の制汗剤で、you-upという会社が輸入し、販売しているものです。
医療先進国のデンマーク発のデオドラント製品で、効果の高さとコスパの良さが特徴のデトランスαは、特に滝汗を止めたい人に支持されています。
汗腺に蓋をしてピタッと汗が止まる!
安全性:中
肌の炎症、傷があるときには使用を控えたほうが良いといわれています。
塩化アルミニウムの制汗剤を皮膚に塗ったからといって、すぐに悪影響が生じることは考えにくいですが、体内に塩化アルミニウムが入らないように使用には注意したほうが良いでしょう。
副作用:脇がかゆくなる
塩化アルミニウムは水と反応すると塩酸が発生し、かゆみや痛みを感じる人が少なくありません。
使用後にかゆみを感じたり、ただれたりした場合は使用を中止しましょう。
汗が抑えられるからといって、使用を続けると脇の皮膚がボロボロになります。
このようになるまで使ってはいけません。
パラフェノールスルホン酸亜鉛
制汗効果:強い
パラフェノールスルホン酸亜鉛は金属塩を成分とし、汗に含まれるタンパク質と反応すると、固まる性質を持ちます。
特に、脂質・タンパク質などを含むアポクリン汗腺からの汗に反応しやすいので、ニオイの原因となる汗腺をふさぐことができ、汗の分泌を抑えることができます。
パラフェノールスルホン酸亜鉛の制汗効果は、塩化アルミニウムよりも即効性はないですが、継続して使うことで発汗量を抑えることができます。
★★パラフェノールスルホン酸亜鉛配合:デオシーク★★
パラフェノールスルホン酸亜鉛配合の制汗剤は、クリームタイプが多いです。
わきがクリームの中でも制汗成分だけでなく柿タンニンや殺菌効果が強い、デオシークがあります。
わきがクリームは、制汗や殺菌効果だけでなく保湿効果もあるため、脇の黒ずみ、皮膚ダメージが蓄積されているなど悩みをもつ人にも選ばれていますし、デトランスαのように、制汗効果が高い制汗剤を使うと脇がかゆくなってしまう人には、デオシークは比較的相性が良い制汗剤です。
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安全性:普通
天然成分由来の制汗剤ではないため、ミョウバンよりも安全性に劣ると思いますが、刺激や副作用などが比較的少ないとされていて、敏感肌でかゆみが出やすい人でも使いやすいです。
副作用:少ない
塩化アルミニウムよりも肌への刺激が少ないので、継続して利用することができます。
パラフェノールスルホン酸亜鉛のおすすめポイント
肌への刺激が少なく、高い制汗効果があることです。
使い続けることで汗を発汗量を抑える効果が期待できるので、マイルドな使用感ながら、毎日の使用に向いています。
クロルヒドロキシアルミニウム
制汗効果:普通
クロルヒドロキシアルミニウムは、市販の制汗剤に配合されている制汗成分です。
塩化アルミニウムと同じ働きで、水分と反応すると汗腺の出口をふさぎ、汗を止める効果があります。
★★クロルヒドロキシアルミニウム配合:テサランクリア★★
クロルヒドロキシアルミニウムも同様に、汗腺に蓋をして汗を抑える効果がありますが、
アルミニウムは個人的にかゆくなりやすかったので、敏感肌の人は気をつけましょう。
塩化アルミニウムよりは刺激を抑えたい人は、テサランクリアを選択するのもアリです。
安全性:普通
重大な皮膚感作の報告はないので、化粧品などにも広く使われています。
同じアルミニウムですが、塩化アルミニウムよりも肌に優しく安全性が高くなります。
副作用:少ない
クロルヒドロキシアルミニウムは、赤ちゃんも使えるベビーパウダーなどにも使われていて、皮膚の刺激が少ない成分です。
塩化アルミニウムと比較して、かゆみや肌荒れなどのトラブルを引き起こす心配はいりませんが、可能性はゼロではないので、敏感肌の方や肌が弱い方は、パラフェノールスルホン酸亜鉛かミョウバンを使ってからのほうが良いかもしれません。
クロルヒドロキシアルミニウムのおすすめポイント
海外の制汗剤は塩化アルミニウム配合が多いですが、日本製はクロルヒドロキシアルミニウムの成分が一般的なので、簡単に手に入るというメリットがあります。
ミョウバン
制汗効果:弱い
ミョウバンには、ぬった部分の肌を引き締めて、汗を抑える収れん作用があります。
強力に毛穴が引き締まる訳ではないので、汗を完全に抑えることはできません。
安全性:高い
ミョウバンは食品で、口に入っても問題ないため安全性は高いと言えます。
ミョウバンは、ナスの漬物の色を保ったり、ベーキングパウダーとしてケーキを膨らませたり、食品添加物として使用されています。
副作用:なし
ミョウバンはアルム石を原料とし、紀元前のヨーロッパから天然のデオドラントとして使われてきました。
天然由来の殺菌、制汗効果を期待できるものとして、ミョウバンは今も世界中で使われています。
ミョウバンがおすすめのポイント
制汗剤だけではなく、入浴剤にして肌を引き締めることができることができて活用範囲が広いところです。
何より、その安さ。低価格でスーパーやドラックストアで100円~300円程度で売られています。
脇がかゆくならないのはどのわきがクリーム?
結論からいうと、管理人は「パラフェノールスルホン酸亜鉛」を制汗成分とするクリームを選んでいます。
塩化アルミニウム入りの制汗剤は制汗効果が高いのですが、刺激が強く、汗をかくとすぐにかゆくなってしまっていました。
クロルヒドロキシアルミニウムは、同様のアルミニウム系であるのと、市販の制汗剤でも購入でき、既に効果は実感できていなかったため、これら以外の成分であるパラフェノールスルホン酸亜鉛が配合されたクリームを選んでいます。
ワキガの臭いの原因は、アポクリン汗腺からでてくる汗と皮膚上の雑菌が反応することです。
そのため制汗成分はもちろん、ワキガの原因菌を殺菌する効果の高いクリームを使うことをおすすめします。
コスパ、効果にこだわり、ワキガクリームを試してきた私の中でパラフェノールスルホン酸亜鉛が配合されたクリームを紹介します。
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デオシークについての効果、実体験レビューはこちらの記事で紹介しています。
自分にあうクリームを使いたい。人気ワキガクリームの徹底比較で、中程度ワキガの人が使ったときの使用感レビューしています。