ドライブデート、アウトドア、試験日など、密室やなかなか脇汗ケアできない状況、または緊張しやすい環境による滝汗が予想されるイベントの前日は楽しみ半分、憂鬱になることありませんか。
絶対に臭わせてはいけない戦いがそこにある・・
そんな日にこそ、頼れる制汗剤があると心強いですよね。
最近デトランスαを利用しましたが、汗を抑える効果に感動しました。Alminium Chloride(=塩化アルミニウム)の成分が効いているみたいです。
しかし、デトランスαは私にとっては刺激が強すぎるようで、脇がかゆくなってしまうため、効き目は感じたのですが、もう少しだけ肌に優しいものを使ってみたいと思うようになりました。
脇がとんでもなくかゆくなった時はこうなりました。ここまで放置したら絶対ダメです。
そこで、成分の濃度を調節して使えないものか思い、インターネットなどで市販されている薬剤と精製水を購入し、調合してみることにしました。
Contents
ワキガの制汗には『塩化アルミニウム』 消臭には『塩化ベンザルコニウム』を
ワキガのニオイの原因はアポクリン汗腺から出る汗を、脇に住み着いている常在菌が皮脂などと一緒に分解したときに独特なツーンとした臭いを発生させます。
そのため、ワキガの人はまずアポクリン汗腺から出る汗を極力抑えることと、脇に最近を繁殖させないという2つを徹底します。
・塩化アルミニウム
汗腺に蓋をして汗を抑える効果があります。
・塩化ベンザルコニウム
手や指の消毒液に使用される成分で、殺菌効果があります。
この塩化アルミニウム、塩化ベンザルコニウムは刺激が強いため、濃度を誤ると皮膚がただれてしまいます。
最初は薄めに作り、徐々に自分に合う濃度を探していくことにしました。
塩化アルミニウム&塩化ベンザルコニウム液の作り方
早速作っていきましょう。本日の制汗剤のレシピはこちらです。
・材料(200mL中)皮膚科より弱めで
塩化アルミニウム 20.0g
塩化ベンザルコニウム 0.02g
精製水
※皮膚科で処方される割合※えびす薬局より
・材料(100mL中)
塩化アルミニウム 20.0g
塩化ベンザルコニウム 0.02g
精製水
塩化アルミニウムの容量について
塩化アルミニウム液は、病院(皮膚科)で処方されています。塩化アルミニウム濃度20%のものが手のひら用としてよく処方されているようです。 脇用のデトランスαは塩化アルミニウム濃度が10%程度のため、
それと同等のものを作ってみて、強ければ精製水で希釈しようと思います。
塩化ベンザルコニウム容量について
皮膚科で処方されるものと比較し、精製水の量を2倍にするため、若干薄めにします。
敏感肌ワキガは皮膚科の処方より濃度よりうすく
ワキガで敏感肌の人は、最初から刺激強めのものを塗るのではなく、刺激が弱いモノからスタートしていくほうがいいと思います。
早速混ぜていきましょう。
塩化アルミニウムと塩化ベンザルコニウムの調合をしている画像を撮影したので、アップ予定です。
完成!敏感肌ワキガ用の塩化アルミニウム×塩化ベンザルコニウム液
無色透明、ニオイもほぼないので水みたいですが、渾身の制汗剤が完成しました。
皮膚科で推奨されている塗り方は、朝ではなく就寝前のようです。
汗で薬剤が流れ落ちるのを防ぐため汗をかく前、さらに朝よりも就寝前のほうが交感神経の働きが鎮まるため、効果が高いということ。
寝る前に塗布して見たいと思います。
皮膚科でも塩化アルミニウム・塩化ベンザルコニウム液は処方されている
今回、香料や防腐剤を排除し、純粋な成分のみでワキガへの消臭効果を確かめたかったので、肌への刺激を減らした制汗剤を自作してみました。
しかし、薬剤の量をまちがえると強すぎて肌荒れしてしまうリスクもあるため
皮膚科で調合してもらったものを使いたいという方もいると思います。
認可を受けた皮膚科や薬局でしか『塩化アルミニウム・塩化ベンザルコニウム液』を購入できない
近所の薬局などでは簡単に買えません。
「薬局製剤販売医薬品」として、医薬品製造販売業の認可を受けた薬局のみ
塩化アルミニウム・塩化ベンザルコニウム液、その他の医薬品を製造販売できるのです。
医薬品製造販売業の認可が無い調剤薬局では、医師の処方がある場合のみ調剤が可能ですが、
薬局製造販売医薬品として認可されている薬局であれば、薬剤師自身の手で作られた医薬品を購入することができます。
『塩化アルミニウム・塩化ベンザルコニウム液』が購入可能な医薬品製造販売業の認可を受けた薬局
私が購入したいと思ったときは入荷待ちの状態でしたので、
大量生産でない分、製造に時間がかかる場合もあるのかもしれません。
「人生が変わった」という声も口コミで多く、製造工程なども書いてあり安心です。
塩化アルミニウム・塩化ベンザルコニウム液を販売している薬局
長期的なワキガ対策:強め制汗剤と肌にマイルドな制汗剤を使い分ける事
今回、塩化アルミニウムを成分とする、刺激が強めの制汗剤についてご紹介しました。制汗効果の高さから、脇汗に悩む方にはおすすめのケア方法ですが、
何度もいうように刺激が強く、汗と反応することでかゆみを伴うことがあります。 海外の制汗剤には25%など、塩化アルミニウムが配合されているものもありますが
日本人と肌質も違うので、あくまで海外仕様なのかなと思います。
さらに、強い殺菌力のある制汗剤は、脇の消臭パワーを発揮してくれる良い常在菌も殺してしまうため、毎日の使用はおすすめしません。
あくまで制汗剤は、日常や特別な日を、汗によって不快な思いをしないよう、そしてなにより楽しく過ごすためのツールとし、完全に依存しないようにしたほうが良いでしょう。
ニオイの元となる、アポクリン腺から出てくる汗に含まれる脂肪分の含まれる汗をかかないよう、野菜中心の食生活にシフトし、
非ワキガの人の脇にいる、表皮ブドウ球菌の働きが活発になるようなライフスタイルへと改善していくのが、長期的なワキガ対策といえるのではないでしょうか。