ワキガ

「休汗日」がワキガ臭の改善に?制汗剤と体温調整の関係とは

脇を見る女性

汗の気になる季節だと、制汗剤を持ち歩くことが多くなりますよね。

急な発汗に備えて、持ち歩く人もいると思います。

そこで注意したいのが、自分の汗のニオイが気になり制汗スプレーを体中にかけることです。

私も中高生の頃は体育の授業の後など、毎日のようにシューシュー全身にかけていましたが、全身に噴射すると体温調節ができなくなってしまい、倦怠感、さらに重症化すると熱中症になりやすくなるそうです。

この記事では、制汗剤を全身に使用するリスク、さらに制汗剤を使わない日、休汗日(休汗腺日)を設けることで、ワキガ体質の改善ができるメリットについてご紹介します。

休汗日(休汗腺日)とは

「休汗日」がワキガ臭の改善に?制汗剤と体温調整の関係とは1

「休汗日」とは言葉の通り、汗腺を休ませる日という意味で使われています。「休汗腺日」ともいえますね。

あなたは休肝日を作って、お酒を控えたことはありますか?

休肝日は、飲み過ぎや疲れ、ストレスなどで弱った肝臓を休めて機能を回復をさせ、病気の予防をすることです。

「休汗日」も同じように、制汗剤を使用しない日を作ることで、汗腺機能を高めたり、健康な皮膚の良い状態を保ったりすることができるのです。

良い汗は健康なカラダのバロメータ

「休汗日」がワキガ臭の改善に?制汗剤と体温調整の関係とは

もともと人間は、体温があがってしまうと脳の正常な働きに影響があるため、汗をかくことによって体温を一定に保つ体のしくみを発達させました。

ところが、熱を放出しなければいけないという状況で汗をかけない「無汗症」という病気で苦しんでいる方もいます。

体が熱さを感じると汗をかいて熱を放出できるからこそ、健康なカラダの状態を保っていますが、無汗症の方は熱放出をするための十分な発汗量がありません。

そのため熱中症のリスクが高くなったり、自律神経の異常による体の症状がでてくるのです。

汗をかくことは臭いやベトつきなど、イヤなものとして排除したいと気持ちが先立ちますが、健康なカラダの仕組み上あらわれる健康の証でもあるのです。

制汗剤を全身にかけるリスクは「だるさ」「熱中症」

「休汗日」がワキガ臭の改善に?制汗剤と体温調整の関係とは5

制汗剤は清涼感があるので、スプレーすると肌がひんやりとして気持ちが良いですよね。

しかし、制汗剤には汗腺をふさいで汗を抑える効果があるため、全身にかけてしまうと体温調整ができなくなり、体に支障をきたしてしまいます。

脇の下の範囲の汗を抑えても体温調節には支障はありませんが、全身となると大変なことです。

汗をかけなければ熱が体外に放出されず、体内にこもることになりますので、うつ(鬱)の症状が発生しやすくなるといわれています。

さらに、猛暑の場合は熱中症のリスクが高まってしまうのです。

熱を外にだせないので、疲れがとれない、倦怠感が続くなど、慢性的に体のだるさを感じるようになってしまうので、汗をかくという生理現象に影響がない範囲で、制汗剤を使うようにしましょう。

休汗日はメリットが多い

「休汗日」がワキガ臭の改善に?制汗剤と体温調整の関係とは4

休汗日のメリット1. 汗腺機能を高めるチャンス

日頃から制汗剤を使っていると、制汗剤で塞いだ汗腺に、汚れが溜まりやすくなっています。

そのため、お風呂にじっくり入って汗をかくことで、汚れとともに汗腺の機能も高めることができるのです。

汗腺の機能を高めると、余計に汗が出るようになるのでは?と心配になる人がいるかもしれませんが、汗腺機能を高めると、汗の量ではなく、質が変わります。

汗には良い汗、悪い汗の2種類があり、良い汗は小粒でサラッとしていて、乾きやすい汗ですが、悪い汗はベトベトした大粒で、ダラダラ流れる汗です。

汗は血液の血しょうという成分からできているので、そこから汗として組み上げる際に、栄養分を体に再吸収します。

しかし、汗腺機能の働きが鈍くなっていると再吸収がうまくいかず、体に必要なミネラルなども汗と一緒に流れ出てきてしまいます。

そのため悪い汗は、ベトつきや臭いを発しやすいイヤな汗となるのです。

できるだけ、休日は汗腺機能を高めるためにいつもより汗をかいたり、制汗剤を休み、汗腺を塞がずに過ごしてみましょう。

 

休汗日のメリット2. 良い皮膚常在菌を繁殖させる

脇の下だけではなく、皮膚には常在菌という菌が繁殖しています。

この皮膚に住み着いている常在菌のバランスによって、体臭が変化すると言っても過言ではありません。

常在菌のなかでも、皮脂汚れなどを食べて繁殖する表皮ブドウ球菌は、体を清潔に保つ上で重要な菌です。別名、美肌菌ともいわれています。

制汗剤やアルコールが含まれる汗拭きシートで脇の下をすると表皮ブドウ球菌は死滅してしまい、復活するまでに12時間かかります。

肝心なのは、非ワキガの人の脇に多い表皮ブドウ球菌を、なるべく減らさない工夫をすることです。

例えば顔の場合、洗顔で洗い流すだけでも2万個ある表皮ブドウ球菌が約1000個まで減ってしまうそうです。

外出予定のない休みの日は、お風呂でじっくり汗をかいて汗腺に詰まった汚れを出すだけにして、
石鹸や制汗剤を控えることで、良い常在菌を脇に定着させる日を作りましょう。

 

休汗日のメリット3. 脇の保湿で皮膚を健康に

汗をかきやすいである脇は、汗で湿っていることが多いので乾燥に気づきにくいものです。

脇の皮膚は薄く、掻きむしるとすぐにただれてしまいます。

制汗剤の多用によって、敏感肌の人は脇だけでなく、脇の周りの皮膚がかゆくなる人もいるのではないでしょうか。

私も敏感肌のため、強い制汗剤(塩化アルミニウム配合など)を使いすぎると痒みを感じます。

お恥ずかしながら、皮膚が破れるまで掻きむしったこともあります。

脇を掻きむしるのはNG!敏感肌ワキガで痒みを放っておくと黒ずみの原因に

そのため、制汗剤を塗らない日は絶好の保湿びよりです。

脇のマッサージをかねて水分と油分をしっかり補給しましょう。

また、汗をかきにくい人は、体内の熱が放出されず皮膚の温度が上がりやすくなるので、乾燥が進みやすく、病原体への抵抗力が損なわれてしまいます。

汗をかくことと、保湿はセットで行いましょう。

休汗日の積み重ねで、体の内側からニオイ対策を

「休汗日」がワキガ臭の改善に?制汗剤と体温調整の関係とは3

筋肉は使わなければ衰えるのと同じように、汗腺も使われなければ、汗腺機能が低下してしまいます。

汗腺機能の低下は、日常的に空調が効いた室内にいること、制汗剤で汗を抑制することなどで、起こりやすくなります。

そのため、消臭効果がある良い菌が皮膚上で繁殖できるよう、休みの日は制汗剤デトックスを行ったり、汗をじっくりかいて汗腺機能を高めたりすることがおすすめします。